碇敏之ふつうのおじさん 社長ブログ

2017.10.03

地下鉄に乗ると思いだします

今から20年近く前、自分は24才築地で働いていた頃の事です。

 

この頃は、PM19:00~AM5:00までの出勤形態で朝晩逆転の生活を送っていました~

 

築地で働いているとしばしばお魚をもらって帰る事があり、この日は活け〆のカンパチ(後頭部を大出刃でかちわって神経を抜いた状態)をもらい、帰ったら早速お刺身で食べようと思いめちゃめちゃ楽しみにして帰りました!

 

 

がしか~し、週末という事もあり日比谷線で居眠りをしてしまい、普段秋葉原で乗り換えるのですが、ドアが閉まりかけてたところに慌てて車外に飛び降り何とか御徒町まで行かずにすみました~

 

と安心したのもつかの間、もらって帰ったはずのカンパチを車内忘れてきたことに気づきました⤵(ショック)

 

しかもこのカンパチ、ビニール袋に氷を入れて魚を入れていたので、おそらく時間が経つと濡れたビニール袋から溶けた氷と滲んだ血が混ざった液体が流れ出したと思います(やばい)。

 

秋葉原で降りられたのは良かったんですが、今になって冷静に考えれば御徒町でも上野でも京浜東北線には乗り換えが可能でした。

 

それに美味しいお刺身を食べ損ねたことと、液体が流れ出すようなものを車内に忘れてしまったバツの悪さで、何とも言えない気持ちのまま京浜東北線のホームに向かいました。

 

実は丁度この一年くらい前に、日本史に残る大事件「地下鉄サリン事件」があったばかりで、しかも同じ日比谷線、「いやーこれは本当にまずった。どうしよう~、駅員さんに説明しようか、でも何両目かとか何時のとかよくわかんないし、自分の忘れたカンパチごときで日比谷線を全線止めてしまうかも」などといろいろと考えたあげく、「騒ぎにはなるかも知れないけど、間違ってもそれで人が死ぬことはない」と超身勝手な解釈で自分を納得させていました。

 

その後、とくに新聞やニュースでこのことは流れなかったのでとりあえずはほっとしましたが、今でも地下鉄に乗ると、ま~ま~あの時のカンパチ事件の事を思い出し、カンパチの行方を想像して、24才の自分を思い出し反省しております~<(_ _)>

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