2022年、年頭所感

2022年1月1日

リングロー株式会社

代表取締役 碇敏之

 あけましておめでとうございます。

 

 昨年は私の干支と同じ丑年でした。昨年の年頭所感でも丑年らしくゆっくり着実に歩いていきたいと宣言していましたが、振り返るとうまく波に乗り切れない年であったように思います。

 

 7月に開催したリングロー史上最大規模の「20周年記念イベント」では、このご時世にも関わらずたくさんの方々にお越しいただき、有難いことに大盛況で幕を閉じることができました。それでも当初の想定よりも何かと制限があり、全てのお客様をご招待することが叶いませんでした。やりたかったことも半分ほどしか実現できなかったのが非常に残念です。

 

 この他にも用意周到に進行したかった部分の速度感にズレが生じてしまう案件が多々あり、コロナ禍とはいえ年男としてもっとうまく成果を出したかったというのが本音です。

 

 ただその中でも、3月に開設された本社2階の「統合作戦本部『♭♭』(ダブルフラット)」(カフェ兼バー兼社員食堂スペース)は時期的にも功を奏したと思っています。社内はもちろん、社外のお客様も一緒にご利用いただけるオープンスペースです。是非、今年もお茶やお酒を飲みながら一緒に新しいアイデアを生み出していけたら嬉しく思います。

 

 なお、昨年一番の心残りは、年頭所感でも提示した新会社の設立についてです。これに関しては全く推し進めることができませんでした。大反省です。自身の見込みの甘さを痛感しています。今年こそは絶対に立ち上げます。

 

 さて、おかえり集学校プロジェクトでは以前から「2025年までに全都道府県に集学校を設立」を目標として掲げていますが、こちらも昨年はご時世的な問題もありなかなか思うようにいかず、動きが4~5ヶ月ほど後ろ倒しになってしまいました。ただ、そんな最中でも達成がやっと少しずつ見えて参りました。現在開校(プレオープンも含む)している集学校は6校ですが、実は貸付が確定している都道府県を含めると10箇所を上回っている状況です。

 

 しかし、ただ数を増やすだけでなく中身や機能的な部分もしっかり作り上げていかなければなりません。入れ物だけが増えても人が成長しなければ集学校の意味を成しません。そのためにはまず、社員一人一人の成長と考え方の統制をこれまで以上に思索していくことが必要不可欠です。

 

 リングローでは部署名の頭に「おもに」をつけることで社員が会社全体の業務へ主体的に関わっていくことを斡旋していますが、集学校においてはこの「おもに」をさらにうまく使っていく必要性が高いと感じています。まずは各地の視察に社員を一通り連れ出すつもりです。自分の目で見て、耳で聞き、肌で感じ、戦略的に考えてもらうことにより会社総出で全国の集学校を盛り上げていきます。

 

 併せて、宿泊事業の展開も視野に入れています。いずれは関係会社の株式会社エイティーワントレードを巻き込んで事業化していく予定です。宿泊の全国展開が実現すれば、集学校と連動して地域活性化の後押しになるはずです。

 

 また、おかえり集学校プロジェクトを走らせてからというもの、昨今は自治体様を巻き込んでのデジタル化がよりいっそう加速していることを実感しています。一方で、現場では理想に反して手に余っており、疲弊しきっている実情も頻繁に目の当たりにしています。リングローでは集学校を介して自治体様をお手伝いすることはもちろん、身近なITの駆け込み寺として全国で機能していけるよう尽力していく次第です。

 

 そのうえで、いずれは自治体様を巻き込んだ集学校の横のつながりを強化するようなイベントも開催したいと考えています。リングローが媒体となって様々な自治体様同士の縁を結ぶような動きをしていくことが理想です。

 

 前述で「おもに」について触れましたが、日頃から社外の方に「リングローって考え方や人の育て方が変わっていますよね。」と言われることが間々あります。

 

 この事例の1つとして挙げられるのが、昨年からスタートした「キャラバン」という動きです。これは営業担当の社員がキャンピングカーで全国を回り、リングローやR∞PC(アールピーシー)について宣伝するというものです。また、人事担当の社員が集学校を転々とし地域住民の方々とひたすら交流するという試みもスタートしています。

 

 一見すると時間も費用もかかりそうと捉えられるかもしれませんが、近年リングローではこういった全国を縦横無尽に飛び回って仕事ができる体制を確立しようとしています。社内では「全国通勤圏内」なんて言い方をしたりもしますね。今年はこういった動きを拡大していくと同時に、新しい働き方の提唱にも力を入れていきます。

 

 行く行くは、世の中にちょっとだけスパイスを与えられるような企業になれたらと日々思案しています。世の中に点在する問題に対してリングローが能動的に動き、新しい道を作り、問題解決に繋がればこれ以上の喜びはありません。

 

 最後に、この世の中ってある一定の人たちの意図に乗せられてしまうことって多いですよね。あちこちに取り巻く陰謀に乗りづらくなるような社会になると良いなと思います。だって情報化社会ですしね。

 

 今年も、リングロー株式会社をよろしくお願いいたします。

 

会社概要

碇 敏之(いかり としゆき)
1973年、北海道生まれの元漁師。高校中退後、ミュージシャンを目指し上京。2001年に有限会社リペアシステムサービス(現:リングロー株式会社)を設立。2018年4月に販売を開始した、無期限の本体保証とサポートが付いた中古パソコン「R∞PC(アールピーシー)」をはじめ、廃校活用の「おかえり集学校プロジェクト」を立ち上げるなど、斬新な取り組みで業界をけん引している。人材育成にも力を注いでおり、2016年より独自の「人を育てる福利厚生」を提唱。

 

名称:リングロー株式会社 http://www.ringrow.co.jp/

本社所在地:〒171-0021 東京都豊島区西池袋5-1-3 メトロシティ西池袋4階

事業内容:中古パソコンの販売・修理・買取

 

報道関係者お問い合わせ先

広報担当:蓮実(はすみ)

TEL:03-6747-3600

FAX:03-6747-3620

E-mail: pr-contact@ringrow.co.jp