私たちは、主に中古OA機器のリユースをしている200名規模の中小企業です。
OA機器を回収・買取したり、再生産したり、それらを小売りしたり、全国の量販店に卸したりしています。
リングローには他社との明らかな違いがあります。
それは、世間的に選択されない方、つまり“じゃない方”を強く意識してやってきたということです。
リングローは2001年のITバブル崩壊とともに設立した会社で、当初から皆がやりたがらない、儲からないと思われている事業・サービスに率先して挑戦してきました。
なぜそこに重きを置くかいうと、“じゃない方”というのは「簡単にできない、儲からない、割に合わない」と思われがちですが、私としてはその仕事一つひとつが世の中や業界にとって必要なものであり、結果的に他社との差別化や強みにつながると確信しているからです。
リングロー独自の取り組みである中古パソコンの無期限保証や廃校活用は、私にとっては“じゃない方”の仕事の宝庫です。
さて、少し長いお話になりますが、私が創業以来「働く(稼ぐ)=生きる」という大きなテーマで話してきたり考えさせられたり、意見をぶつけられたりしてきたことを、この機会にまとめて整理してみました。
事業マインドや経営方針、採用基準だったり評価基準だったりにもつながる基みたいなものなので、ぜひ読んでもらえると、代表取締役・碇敏之の脳内を知っていただけるかと思います。
前述でも何度か“じゃない方”というキーワードを用いましたが、この概念は私が目指す会社の形にも通じています。
私が目指す会社とはずばり、「誰もが活躍できる会社」。
これは「誰でもいい仕事が多い会社」とは似て非なるものです。
ただ、この真意が意図している形で伝わらず、社内外問わず誤解を招く捉え方をされてしまうことも多々あります。
以下、この件について入社3年目の社員Sくんとのやり取りをご覧ください。