2017年5月25日
リングロー株式会社
長沢集学校VRゲーム無料体験会でのお子様使用についてのお詫び
5月20日(土)、山形県舟形町長沢交流センター体育館にて行われたリングロー株式会社主催のVR体験会において、医学的観点から13歳未満の使用は非推奨との報告がある2眼タイプのヘッドマウントディスプレイをお子様に体験させてしまいました。より慎重であるべきでした。心よりお詫び申し上げます。
<本件概要>
5月20日(土)11時30分から18時まで山形県舟形町長沢交流センター体育館にてVRゲームの無料体験会を実施。
VR体験会への子供の参加者は、小学2年生~中学1年生までの合計7名。そのうち、13歳未満の子供が少なくとも6名以上いらっしゃると推測されます。
体験時間は2分から5分でしたが、1名のお子様(10歳)のみ中断させることができず結果として約30分着装してしまいました。
<13歳未満のお子様への体験実施に至った経緯>
今回の企画は、VRイベントに実績のある株式会社ワールドエリアネットワークスと共同で企画した体験会です。ワールドエリアネットワークス社がHTC社、Oculus社からVR機器を購入し、そのVR機器を使用して体験会を実施しました。VR業界では、斜視が生じる可能性があるという医学的なリスクから「13歳未満の使用は非推奨」とされていますが、明記された法律や規制は存在しません。ワールドエリアネットワークス社、リングロー社のイベント担当者は共に斜視への危険性知識を持っていましたが、2017年1月よりOculus社が年齢認証システムIARCの導入に伴い、各コンテンツの推奨年齢はIARCの基準に基づき設けられるとの変更があり、今回使用したOculus社の2つのコンテンツに関しては、IARC基準により3歳以上が推奨年齢とされていたことから「大人の管理の下、10分以内であれば問題ない」と判断しました。しかし、今回使用したもう1種類のHTC社のVR機器は13歳未満非推奨のものでした。
<当社の対応>
5月22日9時、リングロー本社内にて13歳未満のお子様への体験をさせてしまった事実を把握。社内で調査を開始。HTC社のVR機器のみ13歳未満非推奨年齢であることを確認。念のため、体験したお子様の保護者全員に個別連絡することを決定。
5月23日17時より、連絡が取れた方から随時対応中。お詫びし、眼科を受診する場合は受診料を当社で負担する旨の文書を発送、もしくは電話にて口頭で連絡。
<再発防止策>
原因についてはリングロー社員の確認不足、リングロー社とワールドエリアネットワークス社の情報共有不足であったと反省し、再発防止のために今後は下記に取り組みます。
・イベント開催時にリスクの洗い出しを行う
・イベント開催時に体験者年齢確認を行う
【本件に関するお問い合わせ先】
担当:広報課 楢木(ならき) TEL:03-5944-8866