取得した情報を週ごとに管理、4週経過後に一括削除

 IT機器のリユース事業を展開するリングロー株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:碇敏之、以下、リングロー)は、個人顧客の氏名・住所・電話番号・メールアドレス等の個人情報を週ごとに管理し、4週経過ごとに一括削除するという「個人情報持ちません宣言」を提唱し、2018年4月2日より運用開始します。顧客から“自分の情報を保持されている”という不信感を払拭し、安心してリングローのサービスを使ってもらうことが目的です。また、情報漏洩リスクの軽減も見込んでいます。

 

 個人情報の利用目的もさらに制限し、販売活動(ダイレクトメールの送信等)やマーケティング活動(顧客アンケートの実施等)に使用しないことをプライバシーポリシーに明記します。

「個人情報持ちません宣言」について

 以下の個人情報を週ごとに管理し、取得から4週間経過ごとに一括で破棄します。

・電話サポートセンター業務で取得する個人顧客の氏名、電話番号、住所等

・新座倉庫における修理業務で取得する個人顧客の氏名、電話番号、住所等

・廃校利用施設において取得する訪問者履歴の個人顧客の氏名等

 

 

 これまで、上記の企業活動において取得した個人情報の破棄については特に規則を設けておらず、一定期間保管したのちに適宜削除していましたが、その情報を営業活動や販促活動に利用してこなかったことから、今後も保持する必要がないと判断しました。

 

 法律で保持するよう定められている情報に関しては、法定の期間保管後、削除します。

背景

 現在、インターネットではターゲティング広告が主流となっています。検索履歴や購入履歴、広告のクリック履歴、また年齢や性別等から、最適なユーザーを判断し広告を表示させるものです。趣向を予測した広告が表示されることはユーザーにとってメリットでもありますが、「行動を監視されているようで怖い」「検索履歴などから個人を特定されてしまうのではないか」という不安も感じさせます。無自覚のうちに個人情報を吸い取られ、それを企業活動に活用されているという実情がありますが、そのリスクに気が付いていない消費者が多いのが現状です。

 

 また、NPO日本ネットワークセキュリティ協会の調査によると、2016年の個人情報が漏洩した人数は1,396万5,227人で、インシデント件数は468件でした。想定される損害賠償総額は2,788億7,979万円にも上ります。漏洩原因の1位の「管理ミス」(159件)と2位の「誤操作」(73件)を合計すると232件で、全体の49.6%を占めます(※)。このことから、ヒューマンエラーによる情報漏洩は企業にとって最大のリスクだと考えられます。

 

 そこでリングローでは、「顧客の個人情報を企業の利益のために使わないことを宣言することで顧客の安心感を高めること」と「管理の手間を徹底的に省くことでヒューマンエラーを最小限に留めること」の2つを目的に、個人情報を週ごとに管理し、4週間経過後に一括削除するというルールを策定しました。

 

◆出典

※ NPO日本ネットワークサービスセキュリティ協会『2016年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書~個人情報漏えい編~』

http://www.jnsa.org/result/incident/

代表取締役 碇敏之のコメント

 “個人情報は捨てるに勝る対策なし”と考えます。個人情報を保持しているだけで情報漏洩のリスクがあり、漏洩が起こってしまった際にはお客様にもご迷惑をかけ、賠償請求は会社にとって大きな損失になります。世間には個人情報を適正に扱っていることを示す制度もありますが、その承認を取得するためにも時間とお金がかかってしまいます。これは中小企業にとって大きな負担です。そこで、分かりやすい自社基準を設けて公表し、正しく運用することで、お客様に安心して弊社のサービスをご利用いただきたいと考えました。

会社概要

名称:リングロー株式会社

代表取締役:碇敏之

創業:2001年7月

本社所在地:〒171-0014 東京都豊島区池袋2-77-5 フォーラム・アイエス4階

倉庫所在地:〒352-0011 埼玉県新座市野火止2-12-8

事業内容:リユースIT機器の販売・修理・買取

URL:https://www.ringrow.co.jp/

代表取締役 碇敏之について

 

報道関係者お問い合わせ先

担当:広報課 楢木(ならき) 

TEL:03-5944-8866

FAX:03-5944-8682 

E-mail:pr-contact@ringrow.co.jp