ご挨拶

まぁ、結果を出せる人の方が得るものが多いのは当然といえば当然。
でも、“同じこと”と言っているところが自分からすると同じではないかな!
“同じこと”と指している内容はすごく抽象的であいまいだな~。
同じ会社にいるから同じことなのか?同じ部署にいるから同じことなのか?同じプロジェクトをやっているから同じことなのか?おそらく全く同じ仕事をしているということはなくて、やり方や取り組み方は全く違うものになっているはずでしょ。どう?

たしかにそうですね。

でしょ。「同じ会社にいるのに」とか「同じ部署にいるのに」「同じプロジェクトをやっているのに」ということだけで同等の評価にできるのかな?年齢、立場、社歴、受け持つパートなどなどそもそも条件も違えば出てくる評価も変わるし、おそらく本当の意味で全く同じというのは存在していないはずだよ。これも考えてみれば、マニュアル縛りの仕組みや学校教育システムに洗脳され植え付けられた意識の問題じゃないかな。
変な話し、人間ってなかなかに都合が良いというか、たくましい太々しい生存本能に忠実な生き物だという証だろうね!きっと。(笑)

どういうことですか?(困惑)

だってそうじゃない?良いことが起こればこっちのグループに括られたがるし、悪いことが起これば自分は違うという、自分の有意性を表現するのに周りを如何様にでも利用する。そのくせ自分という個性を大事にしてほしいとも言う。これってめちゃくちゃ都合が良くて、なかなかに矛盾の塊でしかないよね!でも、このぐらい都合が良い考え方ができてそんな矛盾にも気づかずにいるから生きてもいられるわけで、気づいちゃったら苦しむだけだもんね。
なので、「誰もが活躍できる会社」って、人間の矛盾を理解し行動するから、常に自分と向き合うことが求められる会社とも言えるだろうね!そういう意味では、ちょっとめんどくさい会社かもね。(笑)でもそのめんどくささって、糧を積み上げていくのに必要不可欠な物なので得することは明白。やらない理由はないな。

糧を積み上げる?

マニュアル縛りの誰でもいい仕事が多い会社というのは、どこまでマニュアルに忠実かがその人の価値もしくは存在理由にはなるけど、この世の中で会社の形態が目まぐるしく変わっていく中で、マニュアルが即座に対応していくことも無理があるし、そんな遅れ遅れのマニュアルに忠実になっても会社の成果にはつながり難くなるだろうね~。
そんなマニュアルありきでやってきた人の中に、自分なりの軸や価値は本当に築けるかな?

うーん…。

仮に経験値があったとしても、軸がなければ折角の経験もただの武勇伝にしかならないだろうね!でも、めんどくさいことをやって自分自身としっかりと向き合い楽しくできてきた仕事の経験というのは、常にアレンジ力が備わっているので、新しい状況下や環境でもその人の力を活かせるということにはなる。変な話しその会社がなくなろうが事業が変わろうが職種が変わろうが、今までの経験というのは絶対に無駄にはならない。

やはりめんどうなことから逃れることはできないのでしょうか。(ハァ~)

そうだね~、めんどうなことから逃げるのは無理でも、どういう場面(局面)のめんどうを選ぶかはできるんじゃないかな?だから自分は得が先に待ってくれているようなめんどうを選びたいなとは思っているよ。そうすれば、9回嫌なことがあっても1回でも良いことがあれば報われるし、嫌なこと(めんどうなこと)から逃れようとしてズルズルと引きずるよりはるかに時間の無駄にはならないだろうね~。

先に得があるかどうかわかるものなんですか?