2020年までに海外5拠点を開設し、世界トップのリユースメーカーを目指す
リングローは2017年9月20日に記者説明会を開催し、海外事業戦略を発表しました。2016年に開設したマレーシア拠点に続き、2017年度にドバイとロサンゼルスに新たな拠点を開設します。また、2020年までには、ヨーロッパとアメリカ東部にも拠点を開設し、海外5拠点を実現させ世界規模での事業の拡大を目指します。
リユースメーカーとは?
リユース業者は1から商品を作っているわけではありませんが、リングローでは中古品を“再製品化”しているという認識で、メーカーと同じように自分達が手掛けたものを保証する取り組みをしています。そのため、自らのことを「リユース“メーカー”」と呼び、「Rebirth by Ringrow」、「I love U」というブランドでユーザーサポートを強化しています。
リングローの品質保証・サポートサービスについてはこちら。
マレーシア拠点について
2015年11月より首都クアラルンプールにてテストマーケティングを開始し、2016年6月にはRINGROW MALAYSIA SDN. BHD.として法人登記しました。現在は社員1名と現地スタッフ1名でタイやシンガポールなど隣国のリースアップ品を回収し販売しています。現地販売店への卸売も行います。
また、技術研修という形で現地企業の倉庫に社員を派遣し、パソコン再製品化作業について情報交換をする取り組みも行っています。
ドバイ拠点について
2017年6月より社員1名がテストマーケティングを開始しています。2017年度中に法人登記し、正式に動けるように準備を進めています。
今後は、西アジア、東ヨーロッパ、北アフリカなど、近隣諸国とのハブ拠点として体制を整えていきます。
ロサンゼルス拠点について
今年度中に開設し、仕入れを強化する予定です。
リユースとリサイクルの境界が明確なアメリカでは、再利用の余地がある製品もリサイクル業者によってスクラップにされてしまう現状があります。(1~2万台規模の場合、約30%の3000~6000台。)
リングローではそれらを再製品化し世界の商流に乗せていきます。
流通ベルトの形成とIT機器の南下
リングローの海外戦略は、2020年までに海外5拠点を開設し、日本を含む世界6拠点で横軸の流通ベルトを形成することです。各拠点は経済的に発展した商業都市に置きます。
IT機器は北部で作られた最新機器が南下していく傾向があります。各拠点でその縦軸の動きをカバーするだけでなく、横軸の流通ベルトを形成していくことで柔軟な動きが可能になり、ビジネスチャンスを拡大できると考えています。
世界のマーケットの特徴
人材活用
社員57名のうち6名が外国人です(バングラデシュ、ネパール、イタリア、モンゴル、エジプト、フランス)。インターン生も積極的に受け入れています(過去に、タイ、ドイツ、ケニア、ギリシャ、インドネシア)。日本人についても新卒採用だけでなく通年採用を行い、多様な人材を確保しています。
外国人社員=海外事業という選択肢だけでなく、日本人スタッフと同じように本人の希望や適性を見て、様々な部署(サポートセンター、営業、パソコン再製品化作業など)に配属しています。
また、田植え研修なども日本人社員と同じように参加し、日本の文化を肌で感じてもらうようにしています。
代表取締役 碇敏之のコメント
ここ3~4年で27カ国40都市を見て回りました。そこで強く感じたことは、日本の製品や技術は高く評価されているものの、海外に出るのは大手企業ばかりだということです。人材についても、人口減少の著しい日本において海外人材の活用は必須だと考えますが、最初の一歩を踏み出せない中小企業が多い。この現状は非常にもったいないです。
また、日本のおもてなし精神も世界に通用すると考えています。コンビニで100円のおにぎりを買って「ありがとうございました」とお辞儀をされることは日本では当たり前ですが、外国人からは「すごいね」と驚かれます。こうした日本ブランドの丁寧な仕事と製品を世界に広めたいと考えています。
会社概要
2001年7月に有限会社リペアシステムサービスとして設立。代表は元漁師で子ども6人を養っている碇敏之。主力事業は中古パソコンの販売・修理・買取。これまでにリユースしたパソコン台数は1000万台を超える。2008年、埼玉県子育て応援宣言企業加入、2015年、東京都公安委員会の事務機器商許可、ネパール地震義援金寄付。リサイクルの概念と平等なIT展開が世界中に広がることを理念として積極的な活動を続けている。また、2016年4月より「人を育てる福利厚生」を提唱。
名称:リングロー株式会社
代表取締役:碇敏之
本社所在地:〒171-0014 東京都豊島区池袋2-77-5フォーラム・アイエス4階
事業内容:中古パソコンの販売・修理・買取
URL:https://www.ringrow.co.jp/
報道関係者お問い合わせ先
担当:広報課 楢木(ならき)
TEL:03-5944-8866
FAX:03-5944-8682
E-mail: pr-contact@ringrow.co.jp